↑3環境終了2日前に2600位→最終461位まで16勝2敗で勝ち上がった構築。
前回の記事から大分間隔が空いてしまいました...
シーズン2はシーズン1と違って潜る時間を取れなかったので断念しました。
シーズン3でも正直本格的に潜り始めたのが1週間前くらいなので時間はあまり取れていないのですが、この構築にしてから勝率はとても良くて16勝2敗で終えることが出来たので一応記事として残しておきます。最高は420位でそこから潜らなくて最終順位です。
普段はこんな動画を投稿していますので良かったら見てくださると嬉しいです。
【構築経緯】
まず5日前に本格的に11000位くらいから潜り始めたのですが、当時はドラパルトミミッキュパッチラゴンホルードミミッキュダイオウドウ、でトリルミミノラゴン展開に強いダイオウドウに目を付けていたのですが、この構築だとドリュウズや鈍いカビゴンがほぼ無理という欠陥を抱えつつ、2000位までは潜っていました。
流石にドリュにもカビゴンにも弱い構築では勝てないと悩んでいたところに、@mahina_pokeさんの案でドラパルトミミッキュカビゴンパッチラゴントゲキッスカバルドンの並びを参考にカバのところにダイオウドウを入れて暫く潜ってました。しかし、ダイオウドウを入れると自然とドリュウズがきつくなることには変わらず、結局2600位くらいに戻したところでダイオウドウを選出しなくなり、この枠に、
・ドリュウズや環境に少し増えた(と感じた)マンムーを対面から、若しくは積まれてないドリュウズをダイマ込みで倒せるポケモン
・ブラッキーやカビゴン辺りの攻撃を耐える、欠伸ループを切れて且つ起点に出来るポケモン
・バタフリー対策要員
・ウォッシュ、ヒート、スピンロトムに対してそこまで弱くなく、ある程度撃ち合えるポケモン(ダイロックによる砂嵐)
上記を満たせるPTの穴埋めを出来るポケモンを探していたところ、ラムカジリガメを採用し、その際にラム持ちだったトゲキッスを後述のスカーフ持ちに変更して本構築が完成しました。
それでは個体別紹介に入ります。
【個体別紹介】
ドラパルト
性格:臆病
特性:すり抜け
持ち物@食べ残し
努力値:H252-A0-B0-C4-D-S252
技構成:身代わり/鬼火/祟り目/光の壁
型が多彩で選出時に相手を悩ませるパーティに入れ得ポケモン。
Sが早くほぼ全てのポケモンから鬼火を入れたり、壁で起点を作りつつ裏のポケモンでで積む起点を作ったり、受け回しやアイアントに強く出れる枠。
ドヒド対面は身代わり→光の壁とすることで身代わりが熱湯を3回くらい耐えるので食べ残しの回復が間に合い、後述するパッチラゴンとカビゴンで対受け回しにTODが可能。
初手にトゲキッスと対面しても悪巧みかダイジェットなので光の壁で様子見して裏に繋げていた。
選出率5位。
(画像は切り抜きめんどくさかったので)
カジリガメ
性格:陽気
特性:すいすい
持ち物:ラムの実
努力値:H12-A252-B76-D4-S164
技構成:剣の舞/アクアブレイク/ドラゴンテール/ロックブラスト
調整先
A:ぶっぱ
H-B:補正アリA252カビゴンのダイサンダーをダイマ無しで18.7%の低乱数1発程度の物理耐久
D:残り
S:実数値126で雨で最速100族抜き(意地ウオノラゴンやパッチルドンのS振りは抜けないが、環境に準速でSを振ってる個体がいなかった為Bに回した。
この構築の救世主であり要であるポケモン。
初手から出して雑にダイマ切るだけで強かったり、ブラッキーやカバ対面で欠伸を起点にしてイージーウィンをしたり、ドラパで強引に起点を作って剣舞して全抜きしたり、とにかく活躍の幅の広いポケモンだった。
こいつ見て初手に出てくるミミッキュやトゲキッスはほぼ草技持ちなので、カビゴンに引いて反動ダメを稼いだり、トゲキッスのダイマを枯らせたりした。
水技と岩技でのSや耐久操作で柔軟に動けたり、サブウェポンにドラゴンテールを採用していることで、ドラパやサザンドラ(何故かサザンドラは1回も出てこなかった)といった龍への安定択を取ることが出来た(相手視点だとダイロックを誘発して天候を変えさせたい為)。
エースバーン対面は引かなければほぼ襷カウンターの為、ダイマせずにロックブラストから入る。
水と岩技の通りはほとんどのパーティに対して通りがいいので、よく選出しよく活躍してくれた。選出率2位。
性格:腕白
特性:免疫
持ち物:フィラの実
努力値:H252-A0-B252-C0-D4-S0
技構成:のしかかり/リサイクル/鈍い/ヒートスタンプ
今期最強のポケモンであり入れ得ポケモン。ORASのメガガルーラ、SMUSUMでのミミッキュ並みの化け物だと思う。
基本困ったら裏にこいつを入れて起点を作ったり、そもそもただの物理アタッカーのダイマックス相手なら壁とか鬼火とかで起点を作らずとも起点に出来る化け物。
具体的な起点の範囲を言うと、珠意地マンムーの馬鹿力を対面から鈍いを積んで起点にできるくらい。
初手に他のダイマックス要員で暴れて裏でこいつで積んで通すも良し、鈍いリサイクルでTODするも良し、こいつにダイマックスを残して積んで全抜きするも良しの何でも有りの最強ポケモン。
技構成に関しては諸説あるけど、麻痺によるバグ期待ののしかかり、ナットアイアントギルガルドに撃てる炎技が欲しかったのでヒートスタンプを採用したものの、汎用性はノーマル+炎技の組み合わせが一番高いと思う。
筆者の語彙力では伝え切れない程の最強ポケモンだった。選出率1位。(てか、ほぼ選出しなかった試合がない。)
※追記
こいつ今までHBだと思ってたのですが、正しく、H180-A0-B252-C0-D76-S0でした。
多分HB個体の方が良いと思います。
パッチラゴン
性格:意地っ張り
特性:張り切り
持ち物:弱点保険
努力値:H252-A52-B4-D4-S196
技構成:電撃嘴/炎の牙/逆鱗/燕返し
調整先
A:残り
B:珠持ち1ランク上昇ギャラドスのダイアース耐え
S:1ランク上昇で最速アイアント抜き
アーマーガアや受け回しに強いポケモン且つ初手性能を高めた耐久振りのパッチラゴン。
決まった時の爆発力はデカいが、カジリガメが入ってからは受け回し以外で選出することがなく、出番といえば受け回しに対して
1手目:ドヒド対面で初手トーチカ読みダイサンダー
2手目:交代読みダイドラグーンで裏を削る(大体ヌオーかクレベースが出てくる)
3手目:ドラパルトバック
ドラパルトに交代後はヌオー居座りなら鬼火祟り目を入れ、ドヒドに交代してくれたら、そこからドラパルトの身代わり光の壁でTODして勝つためのHP確保要員兼削り役というなんとも言えない役回りだった。(クレベースに関しては自己再生を押されるものの、HP総量では相手にドヒドイデがいるせいで此方が有利であり、ドヒドはいたら100%出てきた)。因みにダイオウドウいた時のパーティでは7割ぐらいは選出してたくらいに過労死枠だったのは、恐らくドリュウズに強く出られるポケモンが少なすぎた為。
折角色違いを粘ったのに終盤殆ど選出しなくてなんとも言えない気分だった。
この構築で変えるとしたら真っ先にこいつだと思う、選出率6位。
性格:意地っ張り
特性:化けの皮
持ち物:アッキの実
努力値:H252-A252-B-0-C0-D-0-S4
技構成:影撃ち/じゃれつく/トリックルーム/剣の舞
みんな大好きミミッキュ。トリルと剣舞両採用の利点として、自身も抜きエースになったり、裏の一環を作る削りを入れられる為選出の幅が広がる。が、トリックルームを張った後に素引きしなければならなかったり、相手の耐久積みエースに呪いをいれられなかったり、自主退場技がないのは不便に感じることもあったので一長一短。
構築単位で終盤に見た瞑想アッキ天然ピクシーで詰んでたので多分剣舞より呪いの方が良いと思う。選出率3位。
性格:控えめ
性格:天の恵み
持ち物:拘りスカーフ
努力値:H4-A0-B0-C252-D0-S252
みんな大好きトゲキッス。シーズン1では強運個体を使ってダイマ運用をしていたが、トゲキッスはダイマックスをしないと選出の幅が狭まるというのが難点だった。
そこで、ダイマを切らずとも扱いやすいスカーフ型にしたところ、カジリガメやカビゴンにダイマ権を残しつつ、自身もサイクルを回せたり、終盤に一貫を作って一掃したり、選出機会が増えた。
また、初手に他のポケモンでダイマックスを雑に切ることで裏にトゲキッスがいないと思い込ませ、トゲキッスに強い駒を消耗させて終盤通す動きが強かった。天の恵み怯みにはなるべく頼らず、あくまで他に勝ち筋がなく、怯み1回通せば勝てるくらいの状況でのみエアスラを撃ち、基本はマジカルシャインを通せるように立ち回る。
草結びは初手ゲロゲ対面したときに1回だけ撃って通して勝ったり、ドサイドンが相手にいても選出できたのであれば便利だと感じた。選出率4位。
【選出】
基本選出:カジリガメorパッチラゴンorトゲキッス+ミミッキュカビゴン
ドラパルト+カビゴン@1
対ドヒドヌオー等受け回し:ドラパルトパッチラゴンカビゴン(トゲキッス)
基本突破できないのでTOD狙いで勝つこと意識、キッスは崩せそうなときのみ
対オーロンゲ壁展開:@1(カジリガメ多目)カビゴンミミッキュ
オーロンゲと@1が初手で対面したら電磁波やトリックの有無を考慮してカビゴンに交代。大体はカビゴンでオーロンゲで時間を稼ぎつつ削ったり、ミミッキュか@1で全抜きできるかどうかを考える。
トゲキッスに麻痺を入れないようにタイプヌルを削って一貫を作るか、アリ対面突っ張ってくるなら燃やしてイージーウィン。
大体パルシェンは来るとしたら初手率高い。
対面構築のエースバーンは襷を持っていることがあるので、カウンターケアでロックブラストから入る。
カバルドン、ブラッキー、コータス等(ステロ)欠伸展開:カジリガメカビゴン@1
サザンガルドカビギャラミミッキュみたいな並び:カジリガメカビゴン@1
初手にほぼ来るギルガルドをカジリガメで初手からダイマックスして倒す。
その後はカビゴンに繋げて捲る。
【きついポケモン】
カビゴン:鈍い型はカビゴンミラーでのしかかり麻痺込みの運ゲーになりやすく、DDラリアット持ちだと滅茶苦茶きつい。腹太鼓型は展開次第だがほぼ無理。
ピクシー:無理げーポケモンその1。
瞑想アッキの実持ち天然ピクシーという最強ポケモンカビゴンを起点にする最強モンスター。こいつの安定した対処法分からないので次シーズンこいつ使います。
マジックガードピクシー:火炎玉持ちの個体。カビゴンも火炎玉トリックで機能停止にさせられる為全体的にきつい。
キッスドラパでしか突破できないが、交代際にジャイロ撃たれて大打撃を受けるのであまり見ないけど、来られると滅茶苦茶きついポケモン。
特にボディプレジャイロ鉄壁型は無理。
ヒヒダルマ:今はギルガルドやカビゴンが強い環境なのもあって、鉢巻が多かったので控えめスカーフトゲキッスの大文字で落とすか、スカーフ読みでパッチラダイマクスかミミッキュで馬鹿力透かすくらいしか対処法がない。幸い控えめキッスの大文字でサザンドラの大文字耐え調整も落とせるので、耐久に振った鉢巻型なら安定してキッスで処理できた。不意のダルマモード型も結構きつい。
ドヒドヌオー@1
ドヒドがHDの場合、恐らくこちらで突破する手段がない
(TODではHP総量で勝てるので狙っていくしかない、幸いTODは決まりやすいし、相手視点だとパッチラゴンにH振ってるとは思われにくいので、TODに付き合ってくれる)
【感想】
今シーズンはあまり潜ってはいないものの、この構築に変えてから16勝2敗という好成績を収めて最終500位以内に入れたので記事に残した。(一応過去作のレート基準で最終800位=レート2000に相当するという統計を取っている人がいたので鵜呑みにした)
最後に勝ってから今シーズンで最終500位以内に入れる圏内に勝ち進んだ時点で潜ることをやめたので、潜り続けてれば順位上がっていたかもしれないけど、潜り続けられる度胸も実力の一つだと思っているので、今の自身の実力が順位にもしっかりと反映された結果だと思っています。
最終二桁を目指す度胸が自分にはないので、誰かがこの構築を改良して次のシーズンで二桁か一桁行く人が出ることを願って...
それと、ツイッターでよく構築の相談をTLに流していたのですが、答えてくださった方々、本当にありがとうございました。
皆様から助言を頂いたおかげでいろんな着想を得られて構築を練ることが出来たので感謝しかありません。
特に@mahina_pokeさんにはパーティの本構築の叩き台を提案してくださって本当に感謝しています。
長くなりましたが、ここまで見てくださった方々、最後までお付き合いいただきありがとうございました。