【ポケモンSVシングル】S9 最終レート2052.742(138位) 選出誘導クエスorパオカミイダイトウ

 

 

お久しぶりです、若しくは初めまして。

S9にてレート2050↑を達成できたので記念に記事を残しておきます。

今期の構築は正直自分の中ではシーズン通して完成度が低い方ではあると思ってますが、上振れによって自己最高順位を更新することが出来ました。

普段↓のような動画を上げているので良かったらどうぞ。
ニコニコ版

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YOUTUBE

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9/9追記
この構築を使用した動画をupしたので良かったらどうぞ
【ニコニコ版】
【ポケモンSV】鳴花ミコトの水平思考【イダイトウ♂】問7 - ニコニコ動画


youtube版】

www.youtube.com

【構築経緯】

S8シングル 最終126位(レート2072) 帰ってきた鬼対面パトラカミ|ポケモンパーティ構築|ポケモン徹底攻略 (yakkun.com)
↑のクエスカミイダイトウが強そうだと思ったのでこの構築を真似するところからスタート。(未許可掲載の為問題があればリンク削除します。)

このままのクエスカミイダイトウの基本選出だと、相手の初手ディンルーにステロを撒かれてクエスを対面で削られる+裏に襷持ちがいるだけで試合展開がかなりきつくなるために、初手ステロディンルーを拒否する為に構築単位で選出誘導をすることに。

軸のクエスカミイダイトウとパオジアンはそのままで、残り2体を受け寄りの構築を破壊したり、ディンルーパオジアンに隙を見せない2体にしたい。

①1体はテク二身代わり持ちのダイス持ちキノガッサ

②もう1体は選出段階だと連撃でパオジアンに強めに見える一撃ウーラオスを採用。

 身代わり+パンチグローブ持ちでゴツメカイリュー相手にも強めだったり、後述するパオカミでチオンジェンにテラスを切らせた後にフェアリー以外なら倒せる構成にした。

この段階で構築を動かしてみると、

・クエスが1加速で最速パオジアンを抜けない為、全パオジアンが1加速後に氷柱落としを押してくるため怯みの負け筋が付き纏う

・某YOUTUBEチャンネルが最終日付近で紹介したせいなのか、初手クエスガンメタ選出をされることが多くなった。

・ハバタクカミのブーエナ持ちミラーがきつい。

 

↑の3点で勝ちきれない試合が増えたので、

・クエスパトラの調整を火力を抑えて1加速で最速テツノツツミ抜きまで振る調整に変更。

・パオジアンの型を初手クエスで勝てない相手に対して、殆どに勝てるHASベースのチョッキ電気テラス型で採用。

・こちらのハバタクカミを最速にして採用。

上記3点に変更して構築を動かした結果、クエスのメタを利用して初手電気テラスパオ→カミイダイトウで逃げ切る選出がかなり通しやすく、最終日に1900から150レートを上げることが出来た。


【個体別紹介】

パオジアン@突撃チョッキ

テラスタイプ:電気
性格:意地
特性:災いの剣

努力値:H140-A236-B4-D12-S116

技構成:氷柱落とし/聖なる剣/テラバースト電気/聖なる剣

HD…C187のハバタクカミのテラスムーンフォースをステロ込みでもテラスタルを切ることで確定耐え

A…なるべく高く

S…最速ガブリアス抜き

https://magico.hatenablog.jp/entry/2023/08/06/012837
↑の記事内のパオジアンをパクりました。(未許可掲載の為問題があれば削除します。)

エスが構築にいることで相手の初手にサーフゴーや霊獣ランドロスジバコイル等のトンボルチェン要員が来たり、裏に隠密マント持ちのカイリューキノガッサがいることか多かった。

エスのメタがきつ過ぎて通せなかった代わりに、チョッキ電気テラスパオジアンを凄く通しやすく、補完のつもりが本構築の軸になってしまったポケモン

裏にハバタクカミとイダイトウを置くことが殆どの為、初手テラスを躊躇なく使用することが出来、対面性能の鬼だった。

 

S9で増えていた電磁波カイリューに対してeasy winを取れるのも環境の追い風だった。


最終日のパオジアン対面は電気テラスを切って聖なる剣を押すようにはしていたが、殆どの人類が氷柱落としを撃って来た(氷柱不意はテラス切っても耐える)ので、クエスの型バレ込みで初手パオが対面しないようにお祈りしていた。
 

ハバタクカミ@ブーストエナジー

テラスタイプ:水
性格:臆病

特性:古代活性

努力値:H4-B108-C140-D4-S252
技構成:ムーンフォース/シャドーボール/瞑想/身代わり

 

ミミッキュの意地珠影撃ちを耐える。

・意地パオジアンの不意打ちが6.2%で1発。

・ミラー意識の為、最速。

・残りは火力。

基本選出のスイーパー兼中継ぎの削り枠。

基本的には初手パオジアンかクエスパトラで荒らした後に出していくが、後述するイダイトウを2番手で消費してハバタクカミを通す動きもよく決まっていた。

技構成は甘えるや痛み分けも欲しい場面もあったが、相手の悪ウーラオスの不意打ちを透かしたり、スイーパーの役割を遂行できる身代わり瞑想型が便利過ぎて手放せなかった。

一応チオンジェンやキョジオーンに強めの型ではあるものの、終盤のキョジオーンは毒テラスばかりだったので、なるべくハバタクカミで見ないようにしていた。

 

ブーエナ持ちのミラーでほぼほぼ勝てていた為、S9ではブーエナ持ちは最速で正解だったと思う。

 


エスパトラ@オボン

テラスタイプ:フェアリー
性格:臆病
特性:加速
努力値:H76-B140-C164-D124-S4
技構成:ルミナコリジョン/マジカルシャイン/シャドーボール/守る

・臆病ハバタクカミの眼鏡ムーンフォースを86.7~102.3%の18.75%の乱数1発。

・意地グローブ持ちの連撃ウーラオスのテラス無し水流連打+アクアジェットをオボン込みで大体耐える。

・1加速で最速テツノツツミ抜き。


構築の組み始めの軸のポケモン。のつもりが、クエスパトラへのメタが激し過ぎて最終日にはほぼ通せなくなってしまった為、最終日は選出誘導要員としての側面が強かった。
イーユイやサーフゴーが初手に来ても守るで様子見→技を見てからテラスを切るかどうか判断していた。

例:イーユイ

拘り持ちが殆どの為、悪の波動ならテラスマジシャ、炎技ならマジカルシャインで削って裏へ。

サーフゴー

隠密マント持ちは初手に悪巧みを撃ってくるので、シャドボで裏のイダイトウ圏内まで削る(威力100お墓参り)。

シャドボを撃ってきたらほぼ拘りの為、テラス切ってルミナコリジョンシャドーボール

 

終盤は通せる機会がかなり減ったものの、隠密マント持ちをチョッキ電気テラスパオジアンでカモれていたので選出誘導としても外せない大事な役割を担っていた。

通し辛いとは言え、通せそうな構築には選出してしっかりと活躍してくれたので、今期一番のお気に入りのポケモン

 

 

キノガッサイカサマダイス

テラスタイプ:炎
性格:意地
特性:テクニシャン
努力値:H252-A212-B44
技構成:タネマシンガン/テラバースト/マッハパンチor胞子(最終的にはマッパを採用)
/身代わり

・陽気パオジアンの半減氷柱落とし+不意打ちを確定耐え(意地だと半々くらいで落とされる)
・耐久無振りパオが等倍ダイスタネガン4発で確定

対受けループ+ドヒドディンルー最終兵器。


受けループは初手のドヒドに合わせるとほぼ草テラスを切ってくれるので身代わりを残して嵌める。

カイリューがいない受けループ相手にはほぼほぼ完封できるが、最終的にドヒドディンルー構築にも出せるようにマッハパンチを採用した。

受けループではないドヒド入りには無類の強さを発揮したが、胞子を切った都合上、クレベースに対面居座られると危ういので、受けループだけをメタるならマッハパンチを胞子にすることをお勧めします。

 

このポケモンの選出誘導力が凄まじく、構築にいるだけで初手ディンルーが全く来なくなったので、ディンルーの選出抑制枠+受けルメタ枠という役割を完ぺきにこなしてくれた。

余談ではあるが、耐久調整で

・陽気鉢巻ウーラの冷パンが18.7%で1発

・意地パンチグローブ持ちのインファイト確定耐え。

という調整をしていたつもりだったが、記事を書いてる途中に「インファイトがパンチグローブ適応外」、「陽気鉢巻ならそもそもアイススピナーでは?」という指摘をされて泣きました。

 


一撃ウーラオス@パンチグローブ

テラスタイプ:悪
性格:意地
特性:不可視の拳
努力値:A252-B4-S252 
技構成:暗黒強打/不意打ち/身代わり/剣舞

受けループやチオンドラン辺りの並びや、ステロを撒けない都合上一発で落とせないゴツメカイリューに突っ張れるパンチグローブ持ちで意地補正。

このポケモンも選出段階で型が分からず、連撃だとパオジアンに強めの枠+相手のカイリューを誘って倒す為の選出誘導要員の側面が強く、加えて受けループ相手には選出できるようにした。
フェアリーテラス以外のチオンドランに対して、パオジアンかハバカミでテラスを切らせた後にこのポケモンを通す動きが強かった。

2000チャレンジでは身代わりを残してラス一から捲ってくれたり、選出した試合はしっかり活躍してくれた。

 

イダイトウ♂@気合の襷
テラスタイプ:水
性格:意地
特性:適応力
努力値:A252-B4-S252
技構成:アクアブレイク/お墓参り/アクジェ/我武者羅



基本選出の1体。

基本的にはクエスパトラorパオジアン+ハバタクカミ+イダイトウ♂の順番で出すが、相手にジバコイルやヒスイヌメルゴン等の特殊受けが見えたり、ハバタクカミが対面で勝てそうにない場合はイダイトウから展開して削りを入れて、裏のハバタクカミを通せるように動くことも多かった。
構築単位で選出誘導のお陰で、襷がステロで潰されることが少なかった為、数多くの対面を制してくれた。

高速移動と我武者羅で迷っていたが、無理矢理受け出して無理な耐久ポケモンを我武者羅で突破することもあった為、諸説。

【選出】

基本選出(よほどのことがない限りはこれ)

①パオジアン+ハバタクカミ+イダイトウ♂

②クエスパトラ+ハバタクカミ+イダイトウ

 

チオンジェンヒードラン入り
・初手パオジアン+ハバカミorイダイトウ+一撃ウーラオス

 

受けループ

キノガッサ+ウーラオス+イダイトウorクエスパトラorハバタクカミ

 

【きついポケモン

 

・パオジアン

→初手クエスであればテラス前提の為、守る+テラスマジシャで良いが、パオジアンを出してる時に対面してミラーになると辛い。

その場合はお祈りしながらパオジアンで電気テラスを切って聖なる剣+礫の処理を狙う。

ラス1の襷持ちで控えてることも多く、その場合はイダイトウ♂と対面する前に襷を潰せるように立ち回る必要がある。(裏の襷持ちに関しては初手からの逃げ切りで成果を上げられなかった時以外は勝てていたのできつくはない。)

 

ガブリアス

テラスをほぼ切られる為、2体がかりでの処理になりがち。

なるべくガブがいる時にはクエスパトラを初手に置いて展開するようにする。

 

・フェアリーテラスのチオンジェン、ヒードラン

構築単位で無理寄り。

頑張ってハバタクカミかイダイトウで処理する。

 

・スカーフ連撃水テラスウーラオス

無理。初手でこれされるとクエスパトラ以外は耐えられるポケモンがいないので試合が終わる。

この型を切るのはどうなのかと構築を組むうえで考えたが、こちらのウーラオスが連撃だと起点になる為、安易には押せないだろうと対戦相手への願望で誤魔化した。

4回ぐらい即負けした。

 

・鬼火持ちのウォッシュロトム

特にスカーフ型がきつい。パオジアンは鬼火で機能停止させられたり、クエスパトラはスカーフトリックで技を拘らせてきたりするので、初手が安定しない。

 

・サンダーハッサムとか霊獣ランドロスジバコイルとかのトンボルチェン。

きついというよりは、初手クエスパトラが通らなさ過ぎてパオジアンを強要されるところ。

サンダーハッサムはサンダーがスカーフなのでサンダー対面テラス切って引き先のハッサムへ電気テラバ。(対面ハッサムでも電気テラバで削る。)

霊獣ランドロスはほぼスカーフなのでパオジアンの体力を温存したいなら電気テラスを切る、そうでもなければそのまま礫で赤ゲージ付近まで削る。

 

 

【雑感】

今期の構築は正直なところ、SVのシーズンの中ではかなり自信がなく、完成度は低いと思っていたものの、最終順位を更新できたので正直困惑しています。

ただ、選出誘導については一番考えていたので、実際にそれが機能したのが大きかったですし、それに加えて上振れによるものが大きいと思われます。

素直に順位を更新できたのは嬉しいものの、順位を更新したから保存するよりも最終順位二桁を狙って1ロムでも特攻するべきだったかと少し後悔しています。

 

以降のシーズンでは最終二桁を狙えそうなら積極的に狙いに行き、いつか最終2桁に残れるように今後もランクバトルに取り組んでいこうと思います。

 

 

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