【ポケモンSVシングル】S6 最終レート2002(294位) 襷カタスパオ展開対面構築





初めまして、若しくはお久しぶりです。


S6でもレート2000↑を達成することが出来たので、記念に記事を書きました。

普段↓のような動画を上げているので良かったらどうぞ。
ニコニコ版

 

youtube版↓

【構築経緯】

最初はヘイラッシャ+ジバコイル入りのサイクル構築を使用していたものの、相手依存になることが多かった。
よくある裏目のケースが

・襷ケア→相手鉢巻or眼鏡で受けられない
・どこからともなく身代わりを貼られて簡単に崩される

上記2点が特に多く、サイクルが苦手な自分では相手の崩しに対してリカバリーすることが難しく、中盤以降に無限に身代わり残飯持ちのカタストロフィディンルーにカモられ続けたのでサイクル構築を断念。
こちら側から押し付けられる対面構築を組むことに。
また、その際にどのポケモンを初手に投げても広く対応できるような型で固めることを意識した。

 

まず最初に、テラス誘発性能及び初手の対面性能を評価して襷パオジアンを採用。
前期からパオジアンのカタストロフィは強いと思ってはいたが、使用している内に襷パオで噛み砕くを撃つよりも、受けてくるヘイラッシャや初手の水テラスディンルー等に襷持ちでも負荷を掛けられたり、様々な場面で安定択となるカタストロフィの方が強いと確信し、噛み砕く→カタストロフィにして採用した。

次に襷パオのカタストロフィ→裏の特殊アタッカーでヘイラッシャ等を崩す為に、控え目準速眼鏡サーフゴーを採用。

初手の襷パオジアンにも比較的強目だったり、対カイリューやディンルーへの性能を考慮して、呪いとドレインパンチ持ちの珠ミミッキュを採用。

浮いてる枠+対面圧力でカイリューを採用し、対面構築は相手の鬼火ウルガモスが重くなる為、ラムの実持ちの飛行テラバで採用。

相手の特殊枠や、裏から出てくるブーエナ持ちのハバタクカミやテツノツツミに強く、カイリューもテラスを切らせておけばドレインパンチor雷パンチで対面処理の出来るチョッキテツノカイナを採用。

ラスト1枠は最後まで迷走していたものの、最終日手前まではスカーフイーユイを採用していた。
構築単位で受けループが無理だったり、キョジオーンやチオンジェン入りに対しての勝率を上げたかった為、最終日付近で身代わり悪巧みイーユイにして構築が完成した。


 

【個体別紹介】

カイリュー@ラムの実

テラスタイプ:飛行
性格:意地
特性:マルチスケイル

努力値:H4-AS252
技構成:テラバースト/神速/地震/アンコール→龍舞

ミラー意識で準速。

 

初手要員兼相手にウルガモスカバルドンキノガッサガブリアスがいた時に投げるポケモン

最初はアンコールを採用していたものの、相手によってアンコールをケアされたりされなかったりで、飛行テラバ撃っておけば良かったという場面が多過ぎたのでアンコールを切って龍舞にした。

ラム龍舞はそこまで警戒されることがなく、龍舞のお陰で拾えたり、迷わず飛行テラバ撃てたお陰で相手のアンコールケアの動きに刺さって勝った試合が多かったので技構成はこれで良かったと思う。

 

 


サーフゴー@拘り眼鏡

テラスタイプ:ノーマル
性格:控え目
特性:黄金の体
努力値:H100-B4-C124-D28-S252
技構成:シャドーボール/ゴールドラッシュ/パワージェム/トリック

HD:臆病サーフゴーのシャドボ確定耐え。
HBに厚いウルガモスの炎の舞確定耐え。
H:意地ミミッキュの珠シャドクロ確定耐え。

C:残り、パワージェムでH4振りイーユイが50%で1発。

S:準速、相手のサーフゴーやカイリュー意識。

 

対面構築の崩し枠。

ヘイラッシャがいる構築にはほぼ出していた。
襷パオのカタストロフィ→サーフゴー引きの機械的な動きで無限にヘイラッシャをカモっていた。
素早さを準速にまで振り切ることで遅めのHBウルガモスや準速カイリューに対しての行動保証があったり、ノーマルテラスのお陰でミミッキュやハバタクカミに臆せずに選出することが出来た。
トリックは正直あまり使わなかったのでサイコショックかイーユイやディンルーに対する気合玉を採用した方が良かったと書いてて思った。


 

パオジアン@気合の襷

テラスタイプ:ゴースト
性格:陽気

特性:災いの剣
努力値:AS252-B4
技構成:氷柱落とし/カタストロフィ/不意打ち/聖なる剣

初手のパオジアンミラーで有利になる+カタストロフィのお陰で火力に補正をかけなくても崩し性能を保てているので陽気最速。

 

初手要員。

基本的に初手に出して相手に通る技を撃つ。
相手にヘイラッシャ等の受けが見えているときだったり、終盤3桁付近からの相手の初手のディンルーやカバルドン、イダイナキバ、ガブリアス対面は全員テラスを切ってくるのでカタストロフィを撃っていた。

このポケモンの対面処理性能orテラスで強引突破を狙われてもカタストロフィと不意打ちの削りから後続の先制技(影撃ち、神速、猫騙し)で縛ってから展開することが多く、数多くのディンルーの水テラスを弱く吐かせて有利展開に持ち込んでくれた。
ウォッシュロトムに対してもカタストロフィを連打して、後続の龍舞ラムカイリューの起点にして役割集中で崩す動きも強く、軸として動かすのに相応しい性能をしていた。
カタストロフィ持ちの襷パオジアンの初手性能が高過ぎるので、ランクマのルールが変更されても充分使えると思う。

ヘイラッシャ相手に撃つカタストロフィだけ命中70%くらいな気がするのはご愛敬。




イーユイ@オボンの実

テラスタイプ:ゴースト
性格:臆病
特性:災いの珠
努力値:H44-C212-S252
技構成:火炎放射/悪巧み/身代わり
/悪の波動
S:最速

H:ゴーストテラス身代わりでA4キョジオーンの塩漬けに対して身代わりが最高乱数切り

 

最後まで迷走していた枠。

当初はスカーフイーユイを使いながら受け崩し出来てミミッキュ対面にも勝てる枠を探していたが、結局イーユイのままこの型に落ち着いた。
一応キョジオーン入りや無理だった受けループにワンチャンス勝てる要員であり、最終日に格上の受けループ相手に悪の波動で2回怯ませて勝ったので、他に悩むくらいならこのイーユイで正解だったと思う。



ミミッキュ@命の珠

テラスタイプ:フェアリー
性格:意地
特性:化けの皮
努力値:H36-A228-B100-D4-140 
技構成:じゃれつく/ドレインパンチ/影撃ち/呪い

H-B:皮ダメ+珠ダメ+特化パオジアンのふいうち確定耐え
皮ダメ+陽気パオジアンのつらら落とし確定耐え(特化は62.5%耐え)
地珠ミミッキュの皮ダメ+珠ダメ+かげうち確定耐え
意地珠ミミッキュの皮ダメ+珠ダメ+かげうち確定耐え
陽気珠ミミッキュの皮ダメ+珠ダメ×2+かげうちを93.8%耐え
皮ダメ+臆病イーユイの放射93.8%耐え
皮ダメ+珠ダメ+臆病テツノツツミのドロポン確定耐え

S:準速カイリュー抜き抜き

A:余り

H:皮ダメ最小効率

 

https://pkmn-ys1224.hatenablog.com/entry/2023/05/05/211026
こちらの記事のミミッキュの調整を参考にさせていただきました。
(無許可掲載なので問題があれば削除します)


様々なポケモンへの誤魔化し枠。
ドレインパンチを持っていることでテラスを切らない+ヘビーボンバーのないディンルーに対してドレインパンチで無限に回復しながら勝てたり、パオジアン相手にじゃれつくの外しを考慮せずに立ち回れるのが強かった。
初手の襷持ちの陽気パオジアンに氷柱落としで怯まされても、不意打ちなら耐えてドレインパンチ→不意打ち読み呪いで相討ちに出来たり、氷柱落としでも最悪50%で耐えるので、五分五分の勝負を仕掛けられたりする。

テツノカイナと合わせて選出するときにカイリューにテラス切らせながら呪い→テラス見てからテツノカイナで処理できるので、カイリュー入りに対してもテツノカイナを臆せずに選出することが出来た。

 

 

テツノカイナ@突撃チョッキ
テラスタイプ:水
性格:意地
特性:クォークチャージ
努力値:A252-D204-S52
技構成:ドレインパンチ/雷パンチ/猫騙し/地震→ヘビーボンバー

S:S実数値75のディンルー抜き抜き。
A:ぶっぱ。
D:余り出来るだけ。

 

重めのハバタクカミやイーユイ等のウルガモス以外の特殊全般を見る枠のつもりで採用したが、初手カイリューorパオジアン→ミミッキュから繋げる裏の詰め筋としての選出の方が多く、ラス1カイナをあまり考慮されなくて通しやすかった。

猫騙しは襷持ちのポケモンを落としたり、相手のチオンジェン相手にテラス見る→サーフゴー引きが安定したり、襷持ちに対して襷を削ったり、相手のテラスタルを見ながら柔軟に動けるので必須レベルに強いと感じた。
呪い持ちミミッキュとの相性も良く、猫騙しで呪いダメージを稼ぎながら処理する、相手からは読み辛い処理ルートを通すこともできる。

シーズン中盤辺りから甘えるハバタクカミと眼鏡やスカーフが半々くらいだったのと、テラス切らないとハバタクカミに勝てない動きが窮屈だったので地震の枠をヘビーボンバーに変更したが、地震なくて困った場面がなかったので正解だったと思う。
テラスを切らなくても眼鏡ハバタクカミのムーンフォースぐらいなら耐えられるのが頼もしかった。

 

 

【選出】

 

基本選出

パオorカイリュー+ミミッキュ+テツノカイナorカイリューorイーユイorサーフゴー

・セグカミラッシャディンルーみたいな並びに対しては

パオ+サーフゴー+ミミッキュ(場合によってはパオかサーフゴーがカイリューに)


・ガブミトムハッサム系統
パオ+カイリュー+サーフゴー
(ルカリオがいる時は初手にミミッキュを置いて裏にサーフゴーの代わりにパオジアンを置く)

・対チオンジェン(キョジオーン)入り、受けループ
初手イーユイ(毒びしを回収する手段がない為、初手に置く)@2
(大体サーフゴー連れて@1なことが多い、相手の取り巻き見て決める)


カバルドン入りの対面構築
初手パオジアン+カイリューミミッキュ

・イルカマン入り(かなり辛い)
カイリューミミッキュ+@1
初手が特に決まっていないのでパオジアンか眼鏡サーフゴーを出すことが多い。
大体チオンジェンとセットでいるのでイーユイかサーフゴを選出する羽目になる。
正直ほぼ負けるマッチング。

 

【きついポケモン

 

・HB怠けるカバルドン

 

・ビルドウェーニバル

 

・イルカマン入り全般

 

・HBウルガモスカイリューが倒された後の展開)

 

・受けループ全般


・カウンター持ちのドオー

 

・襷ルカリオ

 

・HBモロバレル

 

 

【雑感】

襷パオジアンのカタストロフィは前期から強いと思っていたので、自分なりに形にできたし、今期は流石に無理だと思ってたレート2000+SVでの最高順位更新を達成できて嬉しかった。
正直6シーズン連続でランクマで精神を摩耗しているので来月は1950くらいを目標に緩くやっていきたい。

 

 

 

 

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