【ポケモンSVシングル】S8 最終レート2036.639(192位) サンダーハッサムトンボルチェン


お久しぶりです、若しくは初めまして。

S8にてレート2000を達成できたので記念に記事を残しておきます。

今期は3ロム体制で潜っていましたが、1ロムが5日前に爆死し、2ロムも3桁タッチも最終日付近までまともにできていなかったので一番苦戦したシーズンでした。
(対戦数も合計で600戦近くやってます)
そのお陰でSVでの最高順位を更新することが出来ました。


普段↓のような動画を上げているので良かったらどうぞ。
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追記:この構築を使用した動画です。良ければ参考がてらにどうぞ。

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【構築経緯】

月末の土曜日までまともに3桁タッチも出来ずに構築できない芸人だったが、とある方の配信を見て、スカーフサンダーとハッサムと連撃ウーラオスの軸が安定して使いやすそうだったので見様見真似でスタート。

この3体だとヘイラッシャやドヒドイデ、ドオー等の耐久ポケモン、龍舞カイリューが重めの為、ゴツメ炎の渦アンコールカイリューを採用。

S8はカイリューサーフゴーが強い環境だと思い、その並びに対しても殴り合え、クレセドラン等へ悪の一貫も取れる眼鏡臆病鋼テラスサザンドラを採用。

このままだと相手のイーユイの対面処理が出来ず、キノガッサモロバレル等の胞子の一貫切り、重めのテツノツツミに対して殴り合えるチョッキ枠の補完としてHSチョッキやる気コノヨザルを入れて構築が完成した。

構築の並びがサンダーやハッサムの蜻蛉・ボルチェンからウーラオスカイリューサザンドラを通す構築に見えるが、サンダーがアタッカーの為、相手に認識のずれを与えてこちらの勝ち筋を通しやすかった。

【個体別紹介】

コノヨザル@突撃チョッキ

テラスタイプ:炎
性格:陽気
特性:やる気

努力値:H252-A4-S252
技構成:憤怒の拳/ドレインパンチ/岩石封じ/命懸け

命懸けのことや控え目イーユイに上を取ることも考慮してHSぶっぱ。

構築単位で重たいウルガモスやイーユイ、キノガッサ等の胞子の一貫切り枠。
しかし、このポケモンを選出する場合はサイクル戦ではなく、対面的に立ち回ることが多くなってしまったり、元々苦手な相手への補完枠の為、選出時の勝率はあまりよくなかった。
それでも苦手な相手にそこそこの勝率を保てたり、レート2000を懸けた試合では活躍してくれたので構築には必要だったと思うが、他に適任枠がいたのかもしれない諸説枠。
 

連撃ウーラオス@拘り鉢巻

テラスタイプ:水
性格:陽気

特性:ふかしの拳

努力値:A252-B4-S252
技構成:水流連打/インファイト/アクアジェット/冷凍パンチ(アイススピナーの方がいいのでレンタルはアイススピナーに変更

ASぶっぱ残りB。
準速ミミッキュの上を取ったり、相手のウーラオスの対面時に水テラス水流連打で有利にする為の最速。
有利対面が出来れば大体水テラス水流連打でサイクルを破壊できる。
サンダーと組ませることで相手に水テラスを吐かせた後にサンダーの電気テラスを一貫させる動きが強かった。
最終日ではマークが厚く、選出すると大体ロクな目に遭わなかったので選出圧の側面が強かった。

相手のウーラオスの振り方が解禁シーズン最初なのもあってバラバラだったが、ビルド型等もケアするなら最速水テラス鉢巻水流連打で対ウーラオスは同速負け以外は勝てていた。

余談ではあるが、パンチグローブを持っていないのにずっと冷凍パンチを採用して使っていることに最終日終わるまで気付かずに使用していた()
(一度も凍らせたこともなく、ミリ耐えで数戦負けたので完全に意味がない)


サンダー@拘りスカーフ

テラスタイプ:電気
性格:臆病
特性:静電気
努力値:B4-C252-S252
技構成:10万ボルト/暴風/ボルトチェンジ/とんぼ返り

CSぶっぱ。


ほぼ毎試合初手に置いた構築の要。
こちらの構築の見た目はサンダーとハッサムの後攻トンボルチェンでカイリューやウーラオスを通す構築と錯覚させている(つもり)ので、スカーフはほぼ警戒されなかった。
構築単位でSが遅めなのもあって初手にテツノツツミが来ることは少なくなかったが、スカーフで上からボルチェン(襷以外ならこの時点で倒せる)→襷ならハッサムのバレパンで処理してイージーwinを取ることが出来た。
また、カイリュー対面で相手が静電気を嫌って神速一回でワンパンしようと過剰に龍の舞を積んでくることが多かったが、HAベースであれば3舞まではこちらが上を取れる為、イージーwinを取ることが出来た。(最終日は変なカイリューが多くて無理だった)
水ウーラオスと組ませることで、相手のディンルーやガチグマに先に水テラスを切らせてからサンダーの電気テラスで一掃する動きが強かった。

 

ハッサム@オボンの実

テラスタイプ:悪
性格:意地
特性:テクニシャン
努力値:H236-A12-B252-D4-S4
技構成:バレットパンチ/蜻蛉返り/泥棒
/剣舞

カイリュー意識でHBに厚く、H実数値が16n-1調整。


相手にハバタクカミかパオジアンが入れば選出する枠ではあるが、この2体がいない構築が殆どなかった為、ほぼ毎試合選出枠(サンダーハッサム@1が大体。)
この構築でハバタクカミとパオジアンにまともに受け出せるのがこいつくらいなので過労死枠だった。
悪テラスは剣舞した後にサーフゴーを強引に泥棒で突破して全抜きしたかったり、パオジアンの不意打ちを耐えやすくするために悪にしたが、割とハッサムにテラスを切ったので正解だったと思う。

 


カイリュー@ゴツゴツメット

テラスタイプ:鋼
性格:図太い
特性:マルチスケイル
努力値:H252-B156-S100 
技構成:炎の渦/エアスラ/羽休め/アンコール

S:最速ガチグマ抜き

Hぶっぱ残りB

この構築のMVP枠。
サンダーハッサムだと重めなディンルーラッシャ、ドヒドイデ、相手のカイリュー(龍舞神速地震羽だとイージーwin)を渦アンコで嵌めて何体も葬ってきた。
S8はS1,2と似たカイリューが強い環境だと思っていたので、そこに刺さる渦アンコゴツメカイリューがかなり刺さりやすくなっていた。
エアスラの枠は流星群と選択だったが、ドヒドイデやディンルー相手に居座って攻撃したかったり、ヘイラッシャがフェアリーテラスを切っても問題ないようにしたいときが多かったのもあり、火力の下がらないエアスラにした。
エアスラだと相手の鉢巻ウーラ相手にも羽で強引にゴツメダメを稼ぐ→エアスラで相討ちに近いが倒せる展開で被害を抑えられた点も良かった。

 

サザンドラ@拘り眼鏡
テラスタイプ:鋼
性格:臆病
特性:浮遊
努力値:B4-C252-S252
技構成:悪の波動/流星群/大地の力/ラスターカノン

CSぶっぱ。残りB。

S1,2で強かったカイリューサーフゴーの並びに強そうだったので採用。

カイリュー対面は残飯込みで鋼テラスを切ってもDダウンしなければ普通に起点にされるので駄目だった。
クレセドランヘイラッシャ等、悪の一貫が取りやすくて崩し枠が必要だったり、サーフゴーに対する明確な引き先が欲しいときに選出したが、選出したときにはきちんと仕事をしてくれるので良かった。
カイリュー対面を考えないのであれば、相手のガブリアスが重めだったり、構築単位で遅いSを補う為にもテツノコウベの方が良かったかもしれない諸説枠でもあった。

【選出】

現環境でパオジアンとハバタクカミがいない構築がほぼ存在しない為、サンダー+ハッサム@1に相手の構築に合わせて選出すると何とかなる。

サンダー+ハッサム+連撃ウーラオスorサザンドラ
→基本選出。サンダーで蜻蛉かボルチェンして鉢巻ウーラか眼鏡サザンを押し付けるか、ウーラでテラスを誘発させてサンダーのD電気テラスで全抜き。
カイリューの処理がハッサム剣舞してバレパン連打になる為、終盤はゴツメカイリューが増えてハッサムではカイリューを倒せない展開が増えたので、相手にカイリューがいる時はこの選出パターンは控えるようにした。

サンダー+ハッサムカイリュー
→相手の対カイリューに対してほぼ勝てる、終盤は大体この選出でカイリュー軸をカモった。
ただ、鉢巻カイリューには破壊されたり、ウーラオスがいない分、相手のディンルーやヒスイヌメル等の耐久ポケモンカイリューで処理しないといけない為、テラスを切るタイミングと体力管理が大事。

カイリュー+@2

→ラッシャドランディンルークレセ辺りの受け寄りの構築用。
@2には大体サザンドラや連撃ウーラオスが入るが、相手にパオジアンやハバタクカミといったスイーパーがいる場合はハッサム等も選出する必要がある。
カイリューに後出ししてきたラッシャを渦で嵌めて処理すれば大体勝てる

サンダー+コノヨザル@1(イーユイを重く見るなら初手コノヨ+ハッサム@1)
イーユイやキノガッサのいる対面構築に対する選出。
大体はミミッキュ意識でハッサムを裏に置くことが多いが、ミミッキュ+イダイトウorガチグマみたいな対面構築系には、ウーラオスで初手を突破してミミッキュに鉢巻水テラス水流連打でトリックルーム展開前に化けの皮ごと貫いて阻止する。

【きついポケモン

 

ガブリアス

→上を取れるのがサンダーくらいできつい。

サザンドラの鋼テラスで対面で暴風かバレパン圏内まで削ったり、無理矢理蜻蛉からカイリューを受け出して逆鱗を鋼テラス切りながらアンコールで処理する。

 

モロバレル

コノヨザルぐらいしか胞子を無効化できないが、命懸けも交代を考慮すると撃ち辛いので結局突破が面倒。
最悪カイリューで眠らされながら渦で嵌めて倒し切る。

・草分けガチグマ
カイリューを受け出して草分けをされたら、鋼テラス切りながらアンコールをして削りながら流せれば後続で倒せるようになるが、カイリューの選出が強要されるのがきつい。


ウルガモス
数を減らしていたものの、マッチングするとほぼ無理。
サンダー対面でテラスを切らずに蝶舞されることが多かった(連撃ウーラ意識の水テラスだったから?)ので暴風を当てれば倒せるが、それ以外はカイリューの後攻アンコを交えて処理しないといけないのでかなりきつい。

・ブーエナテツノツツミ
→体力を残した剣舞ハッサムか体力満タンのサンダーを残しておかないと3タテくらう。
基本的にはサンダーの被弾を1発もさせずに立ち回る必要がある。
ブーエナれいとうビーム持ちはサンダーが耐えないので降参。


・ブーエナ持ちの水テラスハバタクカミ、マジフレ持ち
→テラスを他で先に吐かせていないと、ハッサムとの対面でバレパン読み水テラス読み蜻蛉→サンダーの10万で処理orハッサムで再度対面して処理の流れをしないといけないので立ち回りがシビアになる。
テラス切ってくるマジフレ持ちはそもそも勝てないので降参。

・速い霊獣ボルトロス、レジエレキ
→電気の一貫があるのできつい。特にレジエレキは無理だけどマッチング数が少ないので切った。

etc.

【雑感】

普段は対面構築を好んで使用していたが、今期の対面構築が纏まらなかったのでサイクル軸を使用した。
思考することが多く立ち回りがシビアになることが多かったが、サイクル軸でSVでの最高順位を更新することができて満足した。
電気テラスサンダーはデザインがとても良きなので使っててモチベーションが上がったのも良かった。



スペシャルサンクス】

ランクマ鯖でモチベを頂けた皆様
(今期は最終日間近まで沼りまくっていたので、一人だと途中で諦めていたと思う)

 

 

 

 

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【ポケモンSVシングル】S7 最終レート1937(283位) パオミミツツミディンルー




初めまして、若しくはお久しぶりです。


S7ではレート2000↑を達成することが出来ませんでしたが、自身の最終順位は更新できたので記念に記事を書きました。
ルールも変わる為、調整等を簡単に書いておきます。

普段↓のような動画を上げているので良かったらどうぞ。
ニコニコ版

 

youtube版↓

【構築経緯】

相手のパオディンルーの零度地割れに破壊されたので自分も使おうと決意して襷パオジアンとオボンディンルーからスタート(この時点で自暴自棄になってた)。

水テラスドロポンやフリドラ凍り、呪い+身代わり+アンコールで対応範囲の広いミミッキュ+テツノツツミを採用。

残りに特殊枠+浮いてる枠が欲しかったので選出圧になりそうなイーユイとカイリューを入れて完成。
イーユイとカイリューはほぼ選出しなかった。

【個体別紹介】

パオジアン@気合の襷

テラスタイプ:ゴースト
性格:陽気
特性:災いの剣

努力値:A252-B4-S252
技構成:氷柱落とし/不意打ち/聖なる剣/絶対零度

ミラー意識で最速。

余程のことがなければ初手に置く。

零度は主にラッシャとドクガ、キョジに撃つ。(キョジは倒されても後述のツツミで身代わりの起点にするかディンルーで一撃技の試行回数を増やせるので削る必要がなかった)

ラッシャ対面は初手は欠伸しかほぼ撃たれず、零度を一回撃つと相手が怯えて守るかウェブタで襷を削りに来るので、安全に後述のツツミやディンルーを降臨させることが出来る。

今期は自身が弱すぎてこいつへの回答を用意できなかった為、自分が使う側に回った。

 

イーユイ@拘りスカーフ

テラスタイプ:草
性格:控え目

特性:災いの珠
努力値:H180-B28-C116-D4-S180
技構成:噴煙/オーバーヒート/悪の波動/テラバースト(草)

HB:特化キノガッサのテクニシャンマッハパンチを最高乱数以外耐え

S:スカーフ持ちで最速ドラパルト抜き

C:残り、出来るだけ

D:残り

シーズン6で4位の方の調整をパクりました。
相手にガブリアスキノガッサがいて通りが良いときに出したくらいで選出した記憶があまりない。
選出圧として優秀。
カイリューよりかは選出したと思う。


ディンルー@オボンの実

テラスタイプ:鋼
性格:腕白
特性:災いの器
努力値:H244-A52-B84-D68-S60
技構成:地割れ/ヘビーボンバー/カタストロフィ/ステルスロック

テラスヘビボンで無振りパオジアン確定。
ミラー意識でS60。

 

シーズン6の2位の方の調整をパクりました。

基本選出がパオミミツツミだったものの、受け寄りの構築にはワンチャンス作る為に選出した。
地割れよりも鋼テラスヘビボンとカタスが強過ぎるのに加えて、地割れの試行回数をオボンとテラス込みで3~5回ぐらい稼げるので無理だと思った試合も拾えるのが強過ぎた。

 

カイリュー@ラムの実

テラスタイプ:飛行
性格:臆病
特性:災いの珠
努力値:H4-A252-S252
技構成:テラバースト(飛行)/地震/神速
/アクジェ
ASぶっぱ。

 

誇張抜きでほぼ選出しない見せポケ。
浮いてる枠+カイリュー枠として、選出時の圧力で仕事している。
ウルガモスやテツノドクガがいて通りが良ければ出すかなぁ程度。

最終日に1回だけ選出したが襷パオに怯まされて即負けした。



ミミッキュ@命の珠

テラスタイプ:ゴースト
性格:意地
特性:化けの皮
努力値:H36-A228-B100-D4-140 
技構成:じゃれつく/影撃ち/剣舞/呪い

H-B:皮ダメ+珠ダメ+特化パオジアンのふいうち確定耐え
皮ダメ+陽気パオジアンのつらら落とし確定耐え(特化は62.5%耐え)
地珠ミミッキュの皮ダメ+珠ダメ+かげうち確定耐え
意地珠ミミッキュの皮ダメ+珠ダメ+かげうち確定耐え
陽気珠ミミッキュの皮ダメ+珠ダメ×2+かげうちを93.8%耐え
皮ダメ+臆病イーユイの放射93.8%耐え
皮ダメ+珠ダメ+臆病テツノツツミのドロポン確定耐え

S:準速カイリュー抜き抜き

A:余り

H:皮ダメ最小効率

 

S6と調整は同じで技構成を変えて使用。

選出パターンがパオミミツツミorパオミミディンルーorパオディンルーツツミしかない為、ほぼほぼ選出した。
ドクガが重めなのでシャドクロを入れたかったものの、どれも切れる技がなかった。

 

 

テツノツツミ@ブーストエナジー
テラスタイプ:水
性格:臆病
特性:クォークチャージ
努力値:H4-C252-S252
技構成:ハイドロポンプ/フリーズドライ/アンコール/身代わり

CSぶっぱ。残りH。

 

パラドックス環境からドロポン外しを忌み嫌っていた為採用していなかったが、S7では割り切って採用。
呪いミミッキュと合わせると対応範囲が凄まじく、選出しない場合は片手で数えるほどしかなかった。

 

最終日に殆どドロポンを外さずに当ててくれたので、間違いなく今期のMVP。
当てる水テラスドロポンが最強過ぎた。

【選出】

選出パターンは以下の5つ。

パオジアン+ミミッキュ+テツノツツミ
→初手は構築によって変更。終盤キョジ入りには初手ツツミが多かった。

パオジアン+ミミッキュ+ディンルー
→ツツミの通りが悪そうなとき。

パオジアン+ディンルー+テツノツツミ
→ツツミ通したいときにツツミが不利な相手に対する引き先が欲しいとき。


ミミッキュ+ディンルー+テツノツツミ
ルカリオ等、襷パオジアンが辛い相手がいる時。

パオジアン+ディンルー+カイリュー
→受けループ用。初手のドヒドに零度当ててラッシャ来たらカイリュー投げてTOD
今期はほぼ受けループとマッチングしなかったため、1回だけこの選出をして勝った。

【きついポケモン

 

・地面テラスセグレイブ(電気が多かったのでマッチング回数が少なかったのが救い)

 

モロバレル

 

クレベース+特殊受け(ラッキーハピナス

クレベース単体だとディンルーでステロ撒いてパオジアンの聖なる剣に受け出し出来ないようにするか、テツノツツミを通せるものの、ハピラキとセットだと突破がきつい。(最終日に厚底ブーツフェアリーテラスクレベースに分からされた)

ウルガモス
ミミッキュの呪いとツツミでの処理が多め。どうしようもなければディンルーで地割れ

・朝の陽ざし持ちのテツノドクガ

ミミッキュの呪いやツツミで上から突破か、ディンルーで地割れ連打。

・相手のミミツツミ
同速やら怯みやらでお互い運ゲーになりがち

 

 

【雑感】

厄災環境は一番苦手意識があったものの、SVでの最終順位を更新した奇特なシーズンだった。
ツツミをドロポン外しを嫌って採用しなかったぐらいには命中不安技に頼るのが嫌いだったが、厄災環境では割り切らないと自分の腕では勝てなかった。


最終日飲み会帰りから酒とエナドリで頭がバグりながらプレイしていた。

 

 

 

 

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【ポケモンSVシングル】S6 最終レート2002(294位) 襷カタスパオ展開対面構築





初めまして、若しくはお久しぶりです。


S6でもレート2000↑を達成することが出来たので、記念に記事を書きました。

普段↓のような動画を上げているので良かったらどうぞ。
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【構築経緯】

最初はヘイラッシャ+ジバコイル入りのサイクル構築を使用していたものの、相手依存になることが多かった。
よくある裏目のケースが

・襷ケア→相手鉢巻or眼鏡で受けられない
・どこからともなく身代わりを貼られて簡単に崩される

上記2点が特に多く、サイクルが苦手な自分では相手の崩しに対してリカバリーすることが難しく、中盤以降に無限に身代わり残飯持ちのカタストロフィディンルーにカモられ続けたのでサイクル構築を断念。
こちら側から押し付けられる対面構築を組むことに。
また、その際にどのポケモンを初手に投げても広く対応できるような型で固めることを意識した。

 

まず最初に、テラス誘発性能及び初手の対面性能を評価して襷パオジアンを採用。
前期からパオジアンのカタストロフィは強いと思ってはいたが、使用している内に襷パオで噛み砕くを撃つよりも、受けてくるヘイラッシャや初手の水テラスディンルー等に襷持ちでも負荷を掛けられたり、様々な場面で安定択となるカタストロフィの方が強いと確信し、噛み砕く→カタストロフィにして採用した。

次に襷パオのカタストロフィ→裏の特殊アタッカーでヘイラッシャ等を崩す為に、控え目準速眼鏡サーフゴーを採用。

初手の襷パオジアンにも比較的強目だったり、対カイリューやディンルーへの性能を考慮して、呪いとドレインパンチ持ちの珠ミミッキュを採用。

浮いてる枠+対面圧力でカイリューを採用し、対面構築は相手の鬼火ウルガモスが重くなる為、ラムの実持ちの飛行テラバで採用。

相手の特殊枠や、裏から出てくるブーエナ持ちのハバタクカミやテツノツツミに強く、カイリューもテラスを切らせておけばドレインパンチor雷パンチで対面処理の出来るチョッキテツノカイナを採用。

ラスト1枠は最後まで迷走していたものの、最終日手前まではスカーフイーユイを採用していた。
構築単位で受けループが無理だったり、キョジオーンやチオンジェン入りに対しての勝率を上げたかった為、最終日付近で身代わり悪巧みイーユイにして構築が完成した。


 

【個体別紹介】

カイリュー@ラムの実

テラスタイプ:飛行
性格:意地
特性:マルチスケイル

努力値:H4-AS252
技構成:テラバースト/神速/地震/アンコール→龍舞

ミラー意識で準速。

 

初手要員兼相手にウルガモスカバルドンキノガッサガブリアスがいた時に投げるポケモン

最初はアンコールを採用していたものの、相手によってアンコールをケアされたりされなかったりで、飛行テラバ撃っておけば良かったという場面が多過ぎたのでアンコールを切って龍舞にした。

ラム龍舞はそこまで警戒されることがなく、龍舞のお陰で拾えたり、迷わず飛行テラバ撃てたお陰で相手のアンコールケアの動きに刺さって勝った試合が多かったので技構成はこれで良かったと思う。

 

 


サーフゴー@拘り眼鏡

テラスタイプ:ノーマル
性格:控え目
特性:黄金の体
努力値:H100-B4-C124-D28-S252
技構成:シャドーボール/ゴールドラッシュ/パワージェム/トリック

HD:臆病サーフゴーのシャドボ確定耐え。
HBに厚いウルガモスの炎の舞確定耐え。
H:意地ミミッキュの珠シャドクロ確定耐え。

C:残り、パワージェムでH4振りイーユイが50%で1発。

S:準速、相手のサーフゴーやカイリュー意識。

 

対面構築の崩し枠。

ヘイラッシャがいる構築にはほぼ出していた。
襷パオのカタストロフィ→サーフゴー引きの機械的な動きで無限にヘイラッシャをカモっていた。
素早さを準速にまで振り切ることで遅めのHBウルガモスや準速カイリューに対しての行動保証があったり、ノーマルテラスのお陰でミミッキュやハバタクカミに臆せずに選出することが出来た。
トリックは正直あまり使わなかったのでサイコショックかイーユイやディンルーに対する気合玉を採用した方が良かったと書いてて思った。


 

パオジアン@気合の襷

テラスタイプ:ゴースト
性格:陽気

特性:災いの剣
努力値:AS252-B4
技構成:氷柱落とし/カタストロフィ/不意打ち/聖なる剣

初手のパオジアンミラーで有利になる+カタストロフィのお陰で火力に補正をかけなくても崩し性能を保てているので陽気最速。

 

初手要員。

基本的に初手に出して相手に通る技を撃つ。
相手にヘイラッシャ等の受けが見えているときだったり、終盤3桁付近からの相手の初手のディンルーやカバルドン、イダイナキバ、ガブリアス対面は全員テラスを切ってくるのでカタストロフィを撃っていた。

このポケモンの対面処理性能orテラスで強引突破を狙われてもカタストロフィと不意打ちの削りから後続の先制技(影撃ち、神速、猫騙し)で縛ってから展開することが多く、数多くのディンルーの水テラスを弱く吐かせて有利展開に持ち込んでくれた。
ウォッシュロトムに対してもカタストロフィを連打して、後続の龍舞ラムカイリューの起点にして役割集中で崩す動きも強く、軸として動かすのに相応しい性能をしていた。
カタストロフィ持ちの襷パオジアンの初手性能が高過ぎるので、ランクマのルールが変更されても充分使えると思う。

ヘイラッシャ相手に撃つカタストロフィだけ命中70%くらいな気がするのはご愛敬。




イーユイ@オボンの実

テラスタイプ:ゴースト
性格:臆病
特性:災いの珠
努力値:H44-C212-S252
技構成:火炎放射/悪巧み/身代わり
/悪の波動
S:最速

H:ゴーストテラス身代わりでA4キョジオーンの塩漬けに対して身代わりが最高乱数切り

 

最後まで迷走していた枠。

当初はスカーフイーユイを使いながら受け崩し出来てミミッキュ対面にも勝てる枠を探していたが、結局イーユイのままこの型に落ち着いた。
一応キョジオーン入りや無理だった受けループにワンチャンス勝てる要員であり、最終日に格上の受けループ相手に悪の波動で2回怯ませて勝ったので、他に悩むくらいならこのイーユイで正解だったと思う。



ミミッキュ@命の珠

テラスタイプ:フェアリー
性格:意地
特性:化けの皮
努力値:H36-A228-B100-D4-140 
技構成:じゃれつく/ドレインパンチ/影撃ち/呪い

H-B:皮ダメ+珠ダメ+特化パオジアンのふいうち確定耐え
皮ダメ+陽気パオジアンのつらら落とし確定耐え(特化は62.5%耐え)
地珠ミミッキュの皮ダメ+珠ダメ+かげうち確定耐え
意地珠ミミッキュの皮ダメ+珠ダメ+かげうち確定耐え
陽気珠ミミッキュの皮ダメ+珠ダメ×2+かげうちを93.8%耐え
皮ダメ+臆病イーユイの放射93.8%耐え
皮ダメ+珠ダメ+臆病テツノツツミのドロポン確定耐え

S:準速カイリュー抜き抜き

A:余り

H:皮ダメ最小効率

 

https://pkmn-ys1224.hatenablog.com/entry/2023/05/05/211026
こちらの記事のミミッキュの調整を参考にさせていただきました。
(無許可掲載なので問題があれば削除します)


様々なポケモンへの誤魔化し枠。
ドレインパンチを持っていることでテラスを切らない+ヘビーボンバーのないディンルーに対してドレインパンチで無限に回復しながら勝てたり、パオジアン相手にじゃれつくの外しを考慮せずに立ち回れるのが強かった。
初手の襷持ちの陽気パオジアンに氷柱落としで怯まされても、不意打ちなら耐えてドレインパンチ→不意打ち読み呪いで相討ちに出来たり、氷柱落としでも最悪50%で耐えるので、五分五分の勝負を仕掛けられたりする。

テツノカイナと合わせて選出するときにカイリューにテラス切らせながら呪い→テラス見てからテツノカイナで処理できるので、カイリュー入りに対してもテツノカイナを臆せずに選出することが出来た。

 

 

テツノカイナ@突撃チョッキ
テラスタイプ:水
性格:意地
特性:クォークチャージ
努力値:A252-D204-S52
技構成:ドレインパンチ/雷パンチ/猫騙し/地震→ヘビーボンバー

S:S実数値75のディンルー抜き抜き。
A:ぶっぱ。
D:余り出来るだけ。

 

重めのハバタクカミやイーユイ等のウルガモス以外の特殊全般を見る枠のつもりで採用したが、初手カイリューorパオジアン→ミミッキュから繋げる裏の詰め筋としての選出の方が多く、ラス1カイナをあまり考慮されなくて通しやすかった。

猫騙しは襷持ちのポケモンを落としたり、相手のチオンジェン相手にテラス見る→サーフゴー引きが安定したり、襷持ちに対して襷を削ったり、相手のテラスタルを見ながら柔軟に動けるので必須レベルに強いと感じた。
呪い持ちミミッキュとの相性も良く、猫騙しで呪いダメージを稼ぎながら処理する、相手からは読み辛い処理ルートを通すこともできる。

シーズン中盤辺りから甘えるハバタクカミと眼鏡やスカーフが半々くらいだったのと、テラス切らないとハバタクカミに勝てない動きが窮屈だったので地震の枠をヘビーボンバーに変更したが、地震なくて困った場面がなかったので正解だったと思う。
テラスを切らなくても眼鏡ハバタクカミのムーンフォースぐらいなら耐えられるのが頼もしかった。

 

 

【選出】

 

基本選出

パオorカイリュー+ミミッキュ+テツノカイナorカイリューorイーユイorサーフゴー

・セグカミラッシャディンルーみたいな並びに対しては

パオ+サーフゴー+ミミッキュ(場合によってはパオかサーフゴーがカイリューに)


・ガブミトムハッサム系統
パオ+カイリュー+サーフゴー
(ルカリオがいる時は初手にミミッキュを置いて裏にサーフゴーの代わりにパオジアンを置く)

・対チオンジェン(キョジオーン)入り、受けループ
初手イーユイ(毒びしを回収する手段がない為、初手に置く)@2
(大体サーフゴー連れて@1なことが多い、相手の取り巻き見て決める)


カバルドン入りの対面構築
初手パオジアン+カイリューミミッキュ

・イルカマン入り(かなり辛い)
カイリューミミッキュ+@1
初手が特に決まっていないのでパオジアンか眼鏡サーフゴーを出すことが多い。
大体チオンジェンとセットでいるのでイーユイかサーフゴを選出する羽目になる。
正直ほぼ負けるマッチング。

 

【きついポケモン

 

・HB怠けるカバルドン

 

・ビルドウェーニバル

 

・イルカマン入り全般

 

・HBウルガモスカイリューが倒された後の展開)

 

・受けループ全般


・カウンター持ちのドオー

 

・襷ルカリオ

 

・HBモロバレル

 

 

【雑感】

襷パオジアンのカタストロフィは前期から強いと思っていたので、自分なりに形にできたし、今期は流石に無理だと思ってたレート2000+SVでの最高順位更新を達成できて嬉しかった。
正直6シーズン連続でランクマで精神を摩耗しているので来月は1950くらいを目標に緩くやっていきたい。

 

 

 

 

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【ポケモンSVシングル】S5 最終レート2001.656(431位) カイリュー対面軸→コノヨハッサム展開軸

 


↑最終日に使った構築

↑終盤付近まで使ってた構築


 

お久しぶりです、若しくは初めまして。

S5にてレート2000を達成できたので記念に記事を残しておきます。

今期は元々使っていた構築が最終日付近で勝てなくなり、レートの溶けたサブロムで最終版の環境用の構築を組んで試運転したものを、メインロムで2戦分勝って2000達成しました。

なので、中盤~終盤に使った構築と最終日付近で使った構築の2種類あるので、簡単に2つの構築の個体別調整だけ載せておきます。

ぱっと見個体だけだとキノガッサハッサムに変えてるだけ
(調整はちょくちょく変わってます)




普段↓のような動画を上げているので良かったらどうぞ。
ニコニコ版

www.nicovideo.jp



YOUTUBE

www.youtube.com



【個体別紹介】中盤~終盤用

 

カイリュー@ラム

テラスタイプ:飛行
性格:意地

特性:マルチスケイル

努力値:H4-A252-S252
技構成:テラバースト飛行/地震/神速
/アンコール

 

サーフゴー@弱点保険

テラスタイプ:水
性格:図太い
特性:黄金の体

努力値:H244-B220-S44
技構成:シャドーボール/電磁波/自己再生/気合玉

S:電磁波で最速ドラパ抜きのゴツメサフゴ抜き抜き

ゴツメサフゴが多かったので有利を取れるように保険持ち+シャドボ

 

ハバタクカミ@ブーストエナジー

テラスタイプ:炎
性格:臆病
特性:古代活性
努力値:H4-B220-C84-D12-S188
技構成:ムーンフォース/マジカルフレイム/甘える/痛み分け

S:準速ドラパ抜き+大体のS上昇ハバタクカミを抜けるように

H-B:陽気珠ミミッキュのゴーストテラス影撃ちを6.2%で1発程度の耐久。

意地だと50%の乱数

 

キノガッサ@気合の襷

テラスタイプ:格闘
性格:意地
特性:テクニシャン
努力値:A252-B4-S252
技構成:タネマシンガン/マッハパンチ/地均し
/キノコの胞子

 

ミミッキュ@命の珠

テラスタイプ:ゴースト
性格:陽気
特性:化けの皮
努力値:H4-A252-S252
技構成:シャドークロー/影撃ち/じゃれつく/剣の舞

 

コノヨザル@食べ残し
テラスタイプ:炎
性格:陽気
特性:負けん気
努力値:H212-A44-S252
技構成:憤怒の拳/ドレインパンチ/挑発/ビルドアップ

調整はオボン起点作成の頃の名残

【個体別紹介】最終日環境用

 

カイリュー@ラム

テラスタイプ:飛行
性格:意地

特性:マルチスケイル

努力値:H4-A252-S252
技構成:テラバースト飛行/地震/神速
/アンコール

終盤から読まれまくるのでほぼ見せポケ

選出時はハッサムやコノヨ初手から繋げて展開

 

サーフゴー@拘りスカーフ

テラスタイプ:岩
性格:臆病
特性:黄金の体

努力値:H4-C252-S252
技構成:シャドーボール/ゴールドラッシュ/パワージェム/トリック

ウルガモス・テツノドクガ・イーユイ等の炎相手に対して岩テラス+パワージェム

 

ハバタクカミ@ブーストエナジー

テラスタイプ:ノーマル
性格:臆病
特性:古代活性
努力値:H148-B108-C60-D4-S188
技構成:ムーンフォース/サイコショック/瞑想/身代わり

S:準速ドラパ抜き+大体のS上昇ハバタクカミを抜けるように

ウルガモス、テツノドクガ、ドオー等の相手用のサイコショック

身代わりがキョジオーンの塩漬けを確定耐え

 

ハッサム@オボンの実

テラスタイプ:電気
性格:意地
特性:テクニシャン
努力値:H252-B148-D108
技構成:バレットパンチ/とんぼ返り/テラバースト
/剣の舞

 

H-B:オボン込みで意地カイリューの飛行テラバ→2回目の飛行テラバを電気テラスで受ける→神速確定耐え

D:控え目サーフゴーのシャドボをオボン込みで7割程度で耐える

ハバタクカミの臆病眼鏡フェアリーテラスムンフォをオボン込みで確定3発

 

電磁波祟り目サフゴが大量発生+カイリューミミッキュに対して強めの構成

 

ミミッキュ@命の珠

テラスタイプ:ゴースト
性格:陽気
特性:化けの皮
努力値:H4-A252-S252
技構成:シャドークロー/影撃ち/じゃれつく/剣の舞

 

コノヨザル@突撃チョッキ
テラスタイプ:炎
性格:陽気
特性:負けん気
努力値:H236-A60-B4-D4-S204
技構成:憤怒の拳/ドレインパンチ/岩石封じ/命懸け

 

S:準速ミミッキュ抜き

H:H振りカバルドンと同じ数値

対面からツツミやハバタクカミ、イーユイ等を倒せたり、テラス切りそうなセグレイブやカイリューを命懸けで無理矢理持っていったり


2つの構築とも選出パターンとかは特になく、相手の構築によって変えてた

強いて言うならハバタクカミだけは初手に置かないようにしていた



チョッキコノヨと電気テラスハッサムの使用感が良かったので、来期も使っていきたい

 

 

 

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【ポケモンSVシングル】S4 最終レート2028(323位) テツノイバラ入りトリルミミッキュ軸対面構築



 



 

お久しぶりですという方はほぼいないと思うので、初めまして。

 

S4ではテツノイバラ入りの構築でレート2000↑を達成することが出来たので、記念に記事を書きました。


テツノイバラ自体はS3からずっと考察してきたのですが、今期になって漸く自分の中で結論の型を見つけ、svでの最高順位も更新できた結果を出せたので非常に達成感のあるシーズンでした。



普段↓のような動画を上げているので良かったらどうぞ。
ニコニコ版

 

youtube版↓



追記:4/14にこの構築を使用した動画を上げたので良かったらどうぞ。
テツノイバラを2戦分、ゴーストテラスセグレが刺さった試合を1試合収録しています。

www.nicovideo.jp

【構築経緯】

まず最初に最もメジャーである虫テラス龍舞型から構築を組もうと考察したが、

 

・環境に多いテツノツツミやハバタクカミを1舞で抜けない+素早さブーストだと

2舞でも抜けない

・1舞しても後続に1発耐えられて、返しの一撃で落とされることがある。

・天然持ちが無理。

 

上記の点から、龍舞型での活躍は厳しいと判断。

次にチョッキや鉢巻を持たせたサイクル戦を想定した型を考察したが、サイクルを回す上でどこで地震を撃たれるか分からない恐怖と戦わないと行けなかった、そもそもサイクル向きのタイプでもない為、纏まらず断念。

電磁波ステロの起点作成型は、シーズン序盤は動かせたものの、中盤以降は起点作成のコノヨザルが増えたり、そもそも初手セグレイブに対して行動が安定しないことから没に。

これらのことから、テツノイバラを動かすには対面が一番動かしやすいと考え、対面構築を組むことにした。

 

 

対面構築を組むうえで、襷セグレイブのタイマン性能や削り性能、相手へのテラス強要圧の強さ+珠呪いミミッキュの誤魔化し性能の高さに注目し、ここから構築を組むことに。

ハバタクカミやテツノツツミ、龍舞カイリュー等への切り返し手段としてのトリックルームが刺さると考え、ミミッキュトリックルームを採用。

最遅個体であればマリルリやドドゲザン等のS50族の素早さを1下回り、相手にぱっと見でトリル軸と分かり辛く、初見殺しが出来るのではないかと考え、トリルエースとして最遅テツノイバラを採用。

それと同時に対面構築との相性が良く、ラスト1体からの全抜き性能の高い黒い眼鏡持ちの悪テラス総大将ドドゲザンを第二のエースとして採用。

 

ここまでの流れで、

・初手に対面性能の高いポケモンor裏のポケモンの圏内に入れる削り

・2番手にミミッキュを出して、初手の削った敵の処理or2体目を対面処理、トリル+呪いでのトリル展開+呪いによる削りで後続エースへ繋ぐ。

 

という展開が予想される為、残り2体は初手にも置きやすく、補完として入れる特殊アタッカー2体を考えた結果、眼鏡ハバタクカミSブーストテツノドクガを入れて6体が決まった。

この6体だと、相手のイルカマン入りやカバルドン+トドロクツキ、カイリュー+ドドゲザンの並びに対してきつい為(特にイルカマン)、それらの並びをトリルミミッキュと合わせて倒せる水テラス剣舞型でテツノイバラを採用して、構築が完成した。




【個体別紹介】

 

セグレイブ@気合の襷

テラスタイプ:フェアリー→ゴースト
性格:陽気

特性:熱交換
努力値:H4-A252-S252
技構成:氷柱針/氷の礫/巨剣突撃/剣の舞

陽気:襷セグレイブミラーを制する為+耐久サーフゴーを剣舞+巨剣突撃で削る為。

 

初手要員その1。

基本的に初手に出して巨剣を撃つ。

技構成で思い切って地震を採用しなかったのは、どうせ地震を押したい相手はテラスを切ってくるし、技選択で迷いたくなかったので割り切った。

H振りハッサムは巨剣+ドドゲザンの悪テラスドゲザンで縛れるので、巨剣で突っ張る立ち回りもよくやっていたが、偶に交代されてそのままイージーwinを取れたりもした。

初手コノヨザル対面はほぼビルドか地均しから入られたので、剣舞→巨剣でなんとかなった。(地均し持ちは起点作成でドレPをほぼ切ってる為)

セグレイブミラーは相手にテラスを切られない限りは最速のお陰で負けることはなかったので、最速で採用して正解だったと思う。

テラスタイプのゴーストは、襷セグレイブで初手の相手を倒す→後続からカイリューがテラスを切らずに神速で処理、という流れを何回も見たので、どうせテラスを切らなかったこともあり、終盤にテラスタイプをゴーストにした。

実際に終盤これで4回程イージーwinを取れたので正解だった。

 


ハバタクカミ@拘り眼鏡

テラスタイプ:フェアリー
性格:臆病
特性:古代活性

努力値:H4-B84-C164-D4-S252
技構成:シャドボ/ムンフォ/マジフレ/サイコショック

S:最速

H-B:意地A252ミミッキュの珠影撃ち確定耐え

C:余りを出来るだけ

D:余り

 

初手要員その2。

前期で使用したハバタクカミと同じ。

サイクル後のお掃除役だったり崩しだったり。

不意の襷やチョッキ持ちで対処されるので、あまり選出しなかった。

余談だが、シーズン中盤でとくこうに王冠を使い忘れていることが発覚したが、全く気が付かないくらいにはこのポケモンがやばい性能をしていると再認識した。




ミミッキュ@命の珠

テラスタイプ:鋼
性格:意地
特性:化けの皮
努力値:H228-A236-B4-D36-S4
技構成:じゃれつく/影撃ち/呪い/トリックルーム

HD:臆病クエスパトラのD-2ルミナコリジョン珠ダメ皮ダメ込み乱数1発(6.3%)

A:じゃれつく+かげうちでH212B121オボンコノヨザルを62.7%で撃破


調整は前期の7位の人のトリルミミッキュを参考にさせて頂きました。

 

今期最も選出したポケモン

受けループ等、よっぽどきつい構築でない限りは2番手に置いた。

呪い+トリックルームのお陰でヘイラッシャ等の削りやら対面処理やら初手の取りこぼしを刈り取ったり、申し分ない活躍をしてくれた。

このポケモンのお陰でクエスパトラ入りにはプレミ以外ではほぼ勝てた。

セグレイブ相手にも鋼テラスを切ることで強引にトリックルームを展開することも可能で、そのお陰で拾えた試合も少なくなかったため、テラスタイプは鋼で正解だったと思う。

環境に多いハバタクカミやらカイリューの処理が格段に楽になり、間違いなくこの構築のMVPだった。



ドドゲザン@黒い眼鏡

テラスタイプ:悪
性格:意地
特性:総大将
努力値:H140-A196-B4-S164
技構成:ドゲザン/不意打ち/身代わり
/ハサミギロチン
S:大体のアマガハッサム辺り抜き。

残りH-A-D

A:セグレイブの巨剣+悪テラスドゲザンでH振りハッサム確定。

 

 

この構築のエースその1。

初手以外ならどこで出しても活躍するポケモン

基本的には初手のポケモンミミッキュの後から繋げるポケモンで、相手の構築に応じてトリル展開で通すか、そのまま通すかのプランを決めていた。

ハサミギロチンは基本的にはブラッキー相手に身代わりで嵌めてギロチンを押す動きをしていたが、後続の相手をするのにHPを残さないと勝てない場面でも躊躇なく撃った。

 

身代わりで相手の補助技を透かして突破し、身代わりを残して裏と対面する動きが強く、これで捲った試合も少なくなかった。

ミミッキュの呪い→ドドゲザンの身代わり連打で突破することも多く、呪いミミッキュとの相性も良かった。

 

素早さはハッサムアマガ辺りを抜けるラインにしたが、終盤に上を取ってくるドドゲザンやハッサムがちょくちょくいた為、思い切って準速にしても良かったかもしれないが、けたぐりを採用しないと素早さで勝つメリットが薄いと考え、結局最後までこの素早さラインと技構成で使い続けた。

初手に来やすいハッサム相手にセグレイブの巨剣+悪テラスドゲザンで何体ものハッサムを葬った。

 



テツノイバラ@いかさまダイス

テラスタイプ:水
性格:勇敢
特性:クォークチャージ
努力値:H252-A252-B4 ※Sは個体値0
技構成:ロックブラスト/テラバースト/けたぐり/剣舞
HAぶっぱ残りB

A:HBカバルドン剣舞水テラバーストで50%の乱数で1発→殆どの起点作成カバルドンが一撃。

最初はH252-D84臆病眼鏡ハバタクカミのテラスムンフォ耐えまで振っていたが、そのような対面が全くなかった為、努力値をぶっぱにした。

 

この構築のエースその2。

動かし方としては、剣盾のトリル剣舞ロクブラドサイドンに近い。

 

相手にヘイラッシャやラウドボーン等の天然持ち、コノヨザルがいた時は選出をせず、

他の5体だときついカバルドン+トドロクツキの並びや、イルカマン入りの構築に対してミミッキュと合わせて選出し、役割対象をしっかり選んで存分に活躍してくれた。

 

特に水テラスは使用率も低い為絶対に読まれずに、水テラバでカバルドンを吹き飛ばしたり、トリルミミッキュと合わせてイルカマンの攻撃を受けながら処理したり、カイリューやセグレイブの地震を受ける耐性面でも凄く優秀だった。

 

トリックルームだと相手の襷持ちで止められたり、カイリューの羽休めで粘られてターン数を枯らされてしまう問題も、剣舞+ロックブラストのお陰で突破できる。

ミミッキュでトリル+呪いで3ターン残せてイバラに繋げられれば、剣舞すれば気合の襷持ちやマルチスケイルで止まらない為、2ターンで2体処理して勝ちという展開が強かった。

 

ただ、シーズン4最終日はコノヨザル+ラウドボーン+ヘイラッシャがいない構築の方が少なく、役割対象のイルカマンやカバ月ともマッチングしなかった為、選出機会にあまり恵まれなかった。

 

余談ではあるが、今シーズン中の誕生日に色厳選をしたところ、色運命証最遅個体が出てきて本当に嬉しかった。

実際にトリル下でイバラの残りHPがドドゲザンの不意打ちで乱数だった時に、色証を見て最遅粘ってない読みをされたおかげで勝てた試合があったので、出来るなら最遅個体は色や証つきを粘りましょう。

 

 

テツノドクガ@ブーストエナジー
テラスタイプ:草
性格:臆病
特性:クォークチャージ
努力値:H28-B208-C72-D4-S196
技構成:炎の舞/ヘドロウェーブ/エナジーボール/アシッドボム

S:素早さにブーストがかかる+最速ガブリアス抜き

前期51位の方の調整を参考にさせていただきました。


初手要員その3。
初手に置くセグレイブやハバタクカミでは勝てないマスカーニャやテツノブジン、デカヌチャンやテツノワダチ等がいた時に初手に置く。

 

防御方面に厚く振っている為、鉢巻不意打ちか悪テラス以外のマスカーニャには対面から撃ち勝てる。

また、相手の先制技をミリ耐えして勝てたり耐久振りが活きる機会は少なくなかった。

 

シーズン終盤になるにつれてデカヌチャンやマスカーニャ、テツノブジンを見る頻度が増えていったので、選出機会がどんどん増えていき、選出するたびにしっかり役割対象を倒してくれて活躍してくれた。

 

アシッドボムの枠は最後まで迷ったが、ブジンやマスカーニャ対面でアシボを撃つことで、引いてくるカイリューに草テラスを切って地震を受けながら処理することもあったので、諸説。

 

草テラスはマリルリがきついのと、イルカマン入りでテツノイバラを出せない時に処理する為(その手の構築は大体きついので勝率が低い。)

 

構築単位で素早さブーストテツノワダチがいた瞬間に、初手に出してテラスを切らないと負けるぐらいきついが、遭遇率が低いのと、マッチングして出てきた試合は全部初手に来てくれていたのでこのドクガで何とかなった。

 

 

 

【選出】

 

基本選出

セグレイブorハバタクカミorテツノドクガ+ミミッキュ+ドドゲザンorテツノイバラ

 

相手によっては

・セグレイブ+ハバタクカミorテツノドクガ+ドドゲザン

 

・テツノドクガor+ハバタクカミ+ドドゲザン+@1

 

テツノイバラはトリルミミッキュと必ずセットで選出する。

 

 

【きついポケモン

 

・HB欠伸ニンフィア

・ビルドウェーニバル

・速いけたぐり持ちのドドゲザン

・速いインファ持ちのハッサム

・テツノワダチ、イダイナキバ、ガブリアス等の地面勢

→終盤にガブリアスが増加したのが痛手だった。

・命の珠水テラスツツミ(珠水テラスドロポンの火力+アンコ持ってるとドドゲザンでかなり不利な拓になる。)

クレベース入りの受けループ=無理、最終日に何回か当たって全部負けた。

 

等々。

 

 

【雑感】

トリル剣舞ロクブラの強さはドサイドンが過去作に結果で示しているので、同じことのできるイバラも強かった。

ただ、次シーズンは最遅でも下を取れないディンルーがいる為、トリル以外の可能性も見出したい。

 

 

 

 

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【ポケモンSVシングル】S3 最終レート2002.845(1178位) スカーフカイリュー入りセグカミラッシャ

 





 

お久しぶりです、若しくは初めまして。

S3にてレート2000を達成できたので記念に記事を残しておきます。

並びは特に面白みもない為、個体別紹介だけ簡単に書いています。

気になる方は↓のS3の動画で紹介しているので良かったらどうぞ。

 

www.nicovideo.jp





 

 

【個体別紹介】

 

セグレイブ@突撃チョッキ

テラスタイプ:電気
性格:陽気

特性:熱交換
努力値:H4-A132-B4-D236-S92
技構成:氷柱針/氷の礫/巨剣突撃/テラバースト

 

ハバタクカミ@拘り眼鏡

テラスタイプ:フェアリー
性格:臆病
特性:古代活性

努力値:H4-B84-C164-D4-S252
技構成:シャドボ/ムンフォ/マジフレ/サイコショック

 

ヘイラッシャ@食べ残し

テラスタイプ:草
性格:腕白
特性:天然
努力値:H244-B228-S36
技構成:ウェーブタックル/欠伸/守る/地割れ

 

カイリュー@拘りスカーフ

テラスタイプ:飛行
性格:陽気
特性:マルチスケイル
努力値:H4-A252-S252
技構成:逆鱗/地震/テラバースト
/けたぐり→神速

 

サーフゴー@隠密マント

テラスタイプ:ノーマル
性格:控え目
特性:黄金の体
努力値:H236-C252-S20
技構成:シャドボ/サイコショック/自己再生/悪巧み

 

イダイナキバ@気合の襷
テラスタイプ:草
性格:陽気
特性:古代活性
努力値:H4-A252-S252
技構成:ぶちかまし/インファイト/岩石封じ/ステルスロック

 

 

 

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【ポケモンSVシングル】S2 最終809位(レート2035.265) キラフロルorパモ展開オニゴーリ軸









お久しぶりですという方はほぼいないと思うので、初めまして。

 

S1に引き続きS2もランクバトルに潜っていましたが、このシーズンは自分の中で勝てる構築を組めませんでした。
知り合いが使っていたオニゴーリ軸を参考にして遊んでいたところ、レート2000超えていたので記念に簡単な雑感と調整だけを記事に残しておきます。
構築は知り合いの構築をかなり参考にしたもので、異なる点が恐らくカイリューの型とサフゴのテラスタイプくらいなので、簡単に調整だけ。
後日その方が構築記事を上げればURL載せときます。
追記:下記リンク先が参考元の構築になります。

igarashi-541.hatenablog.com

普段↓のような動画を上げているので良かったらどうぞ。
ニコニコ版

www.nicovideo.jp
YOUTUBEのpart1(動画はS1のもので今期のものではありません)

youtu.be

【個体別】


カイリューゴツゴツメット

テラスタイプ:フェアリー
性格:図太い
特性:マルチスケイル
努力値:H252-B156-D4-S92
技構成:炎の渦/羽休め/電磁波/アンコール

S:電磁波1回で最速ドラパルト抜き

残りBに厚く耐久振り。

 

後述するキラフロルとの相性が良かったり、ドラゴンや受けを嵌め倒すのに。

電磁波がオニゴーリのサポートとしても機能した。

 

 


セグレイブ@イカサマダイス

テラスタイプ:地面
性格:陽気
特性:熱交換
努力値:H4A252S252
技構成:氷柱針/地震/氷の礫/龍舞

努力値はぶっぱ。Hは奇数。対面性能兼抜きエース。




パーモット@襷

テラスタイプ:電気
性格:陽気
特性:鉄の拳
努力値:AS252B4
技構成:ほっぺすりすり/電光双撃/冷凍パンチ/インファイト

努力値はぶっぱ。ほっぺすりすりでサーフゴーに麻痺入れられるのが偉い。



キラフロル@突撃チョッキ

テラスタイプ:フェアリー
性格:控えめ
特性:変幻自在
努力値:H252-B4-C252-D4
技構成:パワージェム/ヘドロウェーブ/マジカルシャイン/大地の力

努力値はぶっぱ。
相手が起点作成だと思ってイージーウィンできる時も偶にあった。
初手に出して対面殴り合って毒撒くか、厄介な龍相手にテラスタルを切って処理したり。

毒びし嫌ってサーフゴーのゴールドラッシュで処理する人が多かったので、
そのままオニゴーリの起点にする展開が多かった。



サーフゴー@隠密マント

テラスタイプ:飛行
性格:臆病
特性:黄金の体
努力値:H100-B20-C116-D20-S252
技構成:祟り目/気合玉/電磁波/自己再生
S:最速

H-B:陽気珠ミミッキュ剣舞影撃ち確定耐え
H-D:臆病ゲンガーのシャドーボール確定耐え

電磁波でオニゴーリのサポートしたり、キラフロルと合わせて祟り目で抜きエースっぽい扱いも。

 



オニゴーリ@食べ残し
テラスタイプ:炎
性格:図太い
特性:むらっけ
努力値:H172-B36-C4-D44-S252
技構成:フリドラ/テラバースト/身代わり/守る


この構築の軸。
初手キラフロル展開からカイリューかサーフゴーかこいつで毒嵌めしたり、
パーモットやサーフゴーやカイリューの電磁波撒きから起点にする。
環境にサーフゴーが多かったので、キラフロルをゴールドラッシュで突破された後に
炎テラスを切って身代わりで起点にする動きを何度もやった。




剣盾ではダイマックスと相性が悪かったものの、SV環境のオニゴーリは不意のテラスタルでタイプを変更して起点にする動きが強いので、もっと使われてもおかしくない強さだと実感した。

 

 

 

 

 

 

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